長野が最多9回目の優勝を大会新記録の2時間17分10秒で果たした。新型コロナウイルス感染症の影響で、26回、27回大会が中止。3年前に頂点に立った長野が、再びその強さを見せつけた。

アンカー7区(13キロ)を務めた立教大(立大)の上野裕一郎監督(37)が、優勝のゴールテープを切った。監督、選手としての二刀流を実践してみせた。

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全国都道府県対抗男子駅伝 優勝した長野7区の上野裕一郎(撮影・加藤孝規)
全国都道府県対抗男子駅伝 優勝した長野7区の上野裕一郎(撮影・加藤孝規)
全国都道府県対抗男子駅伝 胴上げされる優勝した長野7区の上野裕一郎(撮影・加藤孝規)
全国都道府県対抗男子駅伝 胴上げされる優勝した長野7区の上野裕一郎(撮影・加藤孝規)

(1)長野 2時間17分10秒(新)

(2)埼玉 +25秒

(3)東京 +1分10秒

(4)千葉 +1分11秒

(5)岡山 +1分18秒

(6)京都 +1分22秒

(7)広島 +1分28秒

(8)兵庫 +1分35秒

▲▲ここまで入賞▲▲

(9)宮城 +2分57秒

(10)茨城 +2分59秒

◆レース経過  ※タイムは速報値

◆1区=7・0キロ(平和記念公園前~広電井口駅東)

◆スタート 午後0時30分に号砲。47チームが一斉にスタート。

天候は曇り、気温9・4度、湿度40%、北北東の風0・6メートル。

大阪、山梨、長崎、長野などが先頭付近を走る

全国都道府県対抗男子駅伝 スタートする1区の選手(撮影・加藤孝規)
全国都道府県対抗男子駅伝 スタートする1区の選手(撮影・加藤孝規)

◆1キロ 2分44秒のいいペース

◆1・3キロ 徳島が遅れ始める

◆2キロ 兵庫が先頭に立つ、長崎、山梨が追いかける。その後方に大集団

◆3キロ 兵庫、長崎、山梨が先頭集団、2秒ほど遅れ長野、岡山など24人ほどの集団

◆3・5キロ中間点 兵庫、長崎が9分49秒で通過

◆4・5キロ 首位を走る兵庫、長崎に長野、岡山、京都が追い付く。山梨が遅れる

◆6キロ 残り1キロ。長野、兵庫がスパート

◆第1中継所 残り350メートルで兵庫が再スパート、兵庫・長嶋幸宝が区間新19分39秒の走り、トップでタスキリレー。長野が2秒差の2位、長崎が3位でタスキをつなぐ

(1)兵庫 19分39秒

(2)長野 +2秒

(3)長崎 +8秒

(4)岡山 +9秒

(5)京都 +11秒


◆2区=3・0キロ(広電井口駅東~海老園交差点)

◆1・5キロ 兵庫が2位長野との差を10秒以上に広げる。3位に京都

◆2キロ 兵庫が独走

◆第2中継所 兵庫がトップでタスキリレー。京都が2位、長野3位、神奈川4位、岡山が5位でタスキをつなぐ

(1)兵 庫 27分56秒

(2)京 都 +26秒

(3)長 野 +34秒

(4)神奈川 +38秒

(5)岡 山 +40秒


◆3区=8・5キロ(海老園交差点~宮島口ロータリー)

◆2キロ 兵庫が独走、23秒差の京都が必死に追う。その後方に長野、神奈川、岡山、千葉

◆3キロ 鳥取の38歳岡本直己が3人抜きで通算127人抜き

◆5キロ 兵庫が独走も京都はジワジワ迫り15秒ほどの差に

◆6・5キロ 兵庫と京都の差が7秒ほどに。長野、千葉が3位集団から抜け出す

◆8・5キロ 残り1キロ。首位の兵庫に3秒ほどの差で京都が迫る

◆第3中継所 残り400メートルで京都が首位。京都が26秒差を覆しトップでタスキリレー。兵庫が2位、千葉、長野、岡山と続いた。鳥取・岡本が10人抜き、通算134人抜きとした

(1)京都 51分58秒

(2)兵庫 +2秒

(3)千葉 +17秒

(4)長野 +20秒

(5)岡山 +32秒


◆4区=5・0キロ(宮島口ロータリー~JR前空駅東(廿日市市大野)折り返し~JR阿品駅南)

◆2キロ 京都が首位、2秒差で兵庫が追う

◆3キロ 京都が首位。2位兵庫に長野、千葉が追い付き抜いていく

◆3・8キロ 長野が首位京都に迫る。兵庫は少し遅れる

◆4・5キロ 必死で逃げる首位京都、長野が背後に迫る

◆第4中継所 長野・山口竣平が区間新14分02秒の走り、ゴール直前で京都を抜き5000メートルの高校記録を持つ吉岡大翔にトップでタスキリレー、京都が差なしの2位。3位に千葉

(1)長野 1時間06分20秒

(2)京都 +0秒

(3)千葉 +12秒

(4)兵庫 +25秒

(5)埼玉 +31秒


◆5区=8・5キロ(JR阿品駅南~広島工大高前)

◆2キロ 岡山、埼玉、東京が4位の兵庫に迫る

◆2・5キロ 千葉が2位の京都を抜く

◆中間点 長野・吉岡が独走、千葉が10秒差で追う。3位京都に兵庫、埼玉岡山が迫る

◆6キロ 長野・吉岡が独走、2位千葉との差を広げる走り。兵庫、埼玉、岡山が続く

◆第5中継所 長野・吉岡がトップでタスキリレー。2位に千葉、兵庫、埼玉、岡山と続いてタスキをつなぐ

(1)長野 1時間30分12秒

(2)千葉 +37秒

(3)兵庫 +42秒

(4)埼玉 +53秒

(5)岡山 +57秒


◆6区=3・0キロ(広島工大高前~草津橋)

◆1キロ 長野が独走。2位千葉に兵庫が追い付く

◆第6中継所 長野がトップでアンカーの立教大・上野裕一郎監督にタスキリレー。千葉と兵庫が並んでスタート。4位埼玉、5位に岡山。3000メートルの日本中学記録(8分11秒12)保持者で全中王者、福島のスーパー中学生・増子陽太が5人抜きの区間賞、9位でタスキをつないだ

(1)長野 1時間38分59秒

(2)千葉 +49秒

(3)兵庫 +49秒

(4)埼玉 +1分00秒

(5)岡山 +1分12秒


◆7区=13・0キロ(草津橋~平和大通り、城南通り経由~平和記念公園前)

◆3キロ 長野・上野が安定した走り。50秒ほどの差で埼玉、兵庫、千葉が続く

◆5キロ 長野・上野が独走。53秒差で埼玉、千葉が追う。兵庫は遅れる。5位に岡山

◆7・5キロ 長野・上野が独走。埼玉が抜け出し単独2位、千葉は追い付けない

◆9キロ 長野、埼玉、千葉、岡山、東京、兵庫、広島、京都の順で通過、ここまでが入賞圏内

◆10キロ 東京が岡山をとらえ4位浮上

◆12キロ 東京が千葉をとらえ3位浮上

◆フィニッシュ 長野アンカーの立大・上野裕一郎監督が新記録となる2時間17分10秒でテープを切った。2位に埼玉、最後追い上げた東京が3位に入った。

全国都道府県対抗男子駅伝 優勝した長野7区の上野裕一郎(撮影・加藤孝規)
全国都道府県対抗男子駅伝 優勝した長野7区の上野裕一郎(撮影・加藤孝規)

(1)長野 2時間17分10秒(新)

(2)埼玉 +25秒

(3)東京 +1分10秒

(4)千葉 +1分11秒

(5)岡山 +1分18秒


区間賞

1区:兵庫・長嶋幸宝 19分39秒(新)

  :長野・永原颯磨 19分41秒(新)

2区:兵庫・新妻遼己 08分17秒

3区:群馬・塩尻和也 23分30秒

4区:長野・山口竣平 14分02秒(新)

5区:長野・吉岡大翔 23分52秒(新)

6区:福島・増子陽太 08分36秒

7区:佐賀・山﨑諒介 37分26秒

   


全国都道府県対抗男子駅伝(撮影・加藤孝規)
全国都道府県対抗男子駅伝(撮影・加藤孝規)
全国都道府県対抗男子駅伝(撮影・加藤孝規)
全国都道府県対抗男子駅伝(撮影・加藤孝規)
全国都道府県対抗男子駅伝(撮影・加藤孝規)
全国都道府県対抗男子駅伝(撮影・加藤孝規)

全国都道府県対抗女子駅伝(皇后杯)