東京オリンピック(五輪)スポーツクライミング男子複合4位入賞の楢崎智亜(26)が進化した姿を見せる。

3日、ボルダージャパンカップ(BJC)2023(2月4、5日、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場)の前日会見が行われ、「昨シーズンより1段階強くなった状態、少しでも嫌な動きがあったらそれをなくして、強みを生かしたい」と意気込んだ。

2連覇が懸かる今大会。「嫌な動きがあったら、それをつぶして、できたものも精度を上げていく」という考えのもと、ボルダリングとリードのバランスにも意識を置きながら、練習を重ねてきたという。今年8月には24年パリ五輪の選考を兼ねた、IFSCクライミング世界選手権(スイス・ベルン)が控える。今季国内初戦を前に、「今季の1番の目標は世界選手権優勝。今回のBJCやW杯で1つ1つ成長して、世界選手権へ臨みたい」と、はっきりとした口調で1年半後のパリへの道のりを見据えた。

また会見には、現在世界ランク1位の緒方良行(24=B-PUMP)も出席。「雰囲気やルートの傾向、広い範囲に対応できるように意識して練習してきた」と自信を口にした。

同大会は4日に男女予選、5日に準決勝、決勝が行われる。