22年北京オリンピック(五輪)代表で、ショートプログラム(SP)9位発進の河辺愛菜(18=愛知・中京大中京高)がフリーで巻き返し、総合3位に入った。フリーで135・36点を記録し、合計192・46点とした。

7本のジャンプを全て降りた。1本目のダブルアクセル(2回転半)を危なげなく降りると、3回転ルッツ-3回転トーループ-2回転トーループの3連続ジャンプはややバランスを崩しながらではあったが、着氷させた。

フリー曲「Drowning」のゆったりとした曲調にあわせ、表情を変化させながら滑走。後半のジャンプにも安定感があった。

演技後は両手を振りかざしてガッツポーズ。会場の歓声にも、手を振って応えた。

河辺は今春から中京大へ進学。優勝した1月中旬のインターハイ後には「スケートをしていない人でも、『この子って中京の子だよね』と思ってもらえるような選手になれたら」と話していた。