全日本柔道連盟(全柔連)は31日、東建コーポレーションとのオフィシャルパートナー契約が同日を持って満了し、パーク24と23年4月からオフィシャルパートナー契約を締結する運びとなったことを発表した。

17年にわたって全柔連を支えてきた、賃貸マンション建設・管理大手の東建コーポレーションから、東京オリンピック(五輪)金メダルの高藤直寿、阿部一二三、ウルフ・アロン、阿部詩、素根輝ら数多くの日本代表選手を抱える駐車場運営サービス大手のパーク24へオフィシャルパートナーが変わることに伴い、今年5月7日から開催される世界選手権(ドーハ)より、日本代表選手が着用する柔道着の右袖にパーク24のブランドロゴが掲出される。

▼パーク24株式会社・西川光一代表取締役社長のコメント

このたび、オフィシャルパートナーとして全日本柔道連盟と契約することとなり、選手そして柔道競技の普及に取り組む皆さまの支援ができることを大変光栄に思います。

当社は2010年に柔道部を創部して以降、選手が安心して競技に打ち込める環境の整備を進めてまいりました。また、青少年の健全育成を目的として子ども向け柔道教室の開催や、地方に赴いての選手指導など、柔道の普及・振興に取り組んでおります。

しかしながら、日本における柔道人口の減少、コロナ禍における大会縮小などにより、柔道界は大変厳しい状況にあると認識しております。

オフィシャルパートナーとして、選手を含めた柔道界の皆さまとともに、ニッポン柔道の強化および柔道競技の普及に貢献できるよう、取り組んでまいります。

▼公益財団法人全日本柔道連盟・山下泰裕会長のコメント

長年にわたりオフィシャルサプライヤーとして協賛いただいているパーク24株式会社様を、4月よりオフィシャルパートナーとしてお迎えすることとなりました。パリ2024オリンピックを翌年に控え、日本柔道一丸となり準備を進める中で、力強いご支援をいただけますことに、連盟を代表して心より感謝申し上げます。

同社は、2010年に柔道部を創部され、世界で活躍する多数の選手が在籍しておりますが、活動拠点であるパーク24目黒道場において地域の子供向けの柔道教室を開催するなど、柔道の普及、発展に多大なるご尽力をいただいております。

同社の「時代に応える、時代を先取る快適さを実現する。」のグループ理念にもあります通り、社会から求められるより良いサービスを常に追求し、世界の人々の生活を豊かにすることを使命とされており、柔道を通じた人づくり、人間教育を目指す当連盟とも、社会貢献に対する思いを1つにしております。

パーク24株式会社様とこれまで以上に力を合わせて、柔道界、そしてあらゆる層の方々が柔道の価値を享受できるよう、事業にまい進してまいります。

【木下淳】