静岡県庁内に4月1日付で発足した組織「スポーツコミッションShizuoka」が3日、活動開始に先立ち、同所で開設式が行われた。運営責任者の高倉健二コミッショナー(60)が「スポーツを通じて静岡を元気にしたい」とあいさつ。同席した鈴木学・県スポーツ局長(57)と一緒に、組織名称のプレートを設置した。

法人化も視野に入れた同組織は、これまで各市町で個別に行っていた大会や合宿等の支援、スポーツ文化の情報発信や、地域ボランティアの人材育成等の活動に着手していく。アンバサダーには陸上男子短距離で3大会連続五輪出場の飯塚翔太(31=ミズノ、御前崎市出身、藤枝明誠高出)が就任。情報発信や集客イベントの参加など組織の「顔」としてPR役を務める。

高倉コミッショナーは「脚光を浴びていないスポーツにも焦点を当て、サポートしていきたい。地域の下支え、各団体との橋渡し役として頑張ります」と意欲を示した。【山口昌久】