カーリング女子チーム、JJクレッシェンドのスキップ三浦由唯菜、サード松永愛唯、セカンド佐久間優名(いずれも18)、リード高橋佑奈(19)の4人が、そろって札幌国際大に入学した。

2月の世界ジュニア選手権銀メダルメンバーの三浦、松永、佐久間の3人に、一時チームを離れていた高橋が専門学校を退学し、足並みをそろえた。北海道名寄市出身で小学生時代からの仲良し最強カルテットが、世界の頂点に向かって再出発する。

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入学式翌日の4日、初めて「札幌国際大学」の名前がついたユニホームに、袖を通した。OGには15、21年世界選手権代表の吉村紗也香(31=フォルティウス)らがおり、男子チームは昨年の日本選手権準優勝。「プレッシャー感じるね」と笑い合った後、全員が「五輪出場」と異口同音に将来の目標を口にした。

結成は、リードの高橋が小学5年、残る3人が小学4年時だった。発足時のチーム名はJJクレッシェンド。「JJ」は女子とジュニアの頭文字で、クレッシェンドは「(音を)だんだん強くなる」という意味の音楽記号から取った。4人ともピアノ経験者だったために付けた名前だが、全員カーリングにのめり込み、小学校で音楽からは離れた。

いつも一緒の4人だったが、最近の3年間は困難が続いた。数学好きのサード松永が旭川の高校に進学したことで、全体練習が週末の2日間だけに減少。1年前には1つ年上の高橋が札幌の専門学校に進学し、一時離脱した。すぐに復帰したが、合流できたのは大会直前だけ。そろっての練習時間はごくわずかだった。

それでも今年3月の日本ジュニア選手権は準優勝。三浦、松永、佐久間の3人は世界ジュニア選手権代表に選出され、銀メダルメンバーとなった。三浦は前年の同大会にも出場、金メダルに輝くなど、それぞれが力を付け、札幌国際大への進学を決めた。高橋は「やはりカーリングを続けたい」と専門学校を退学。3人と同じ道を選んだ。

「チームのお母さん役」を自任する高橋に、「スイープの力強さ」が自慢のセカンド佐久間。「勝負どころの難しいショット」でチャンスメークする松永、そして「正確なドロー」で得点を呼び込むスキップ三浦。幼なじみ4人組が、女王ロコ・ソラーレの背中を追い、“だんだん強くなって”五輪切符に挑む。【中島洋尚】