昨年末の全国高校バスケットボール選手権(ウインターカップ)で優勝した開志国際に、同大会で活躍したPG平良宗龍(2年)の弟が入学する。

PG奏龍(そうたつ)で、今日10日が入学式。「ずっと(兄の)背中を追いかけてきた。チームメートになるからにはライバル」と言う。3月31日に入寮し、すでに高校の練習に合流している。

兄はウインターカップ決勝(福岡第一戦、88-71)で4連続3点シュートを決め、試合の流れを引き寄せたシューター。奏龍の持ち味は献身的で強いディフェンスで、兄と比較されることは覚悟している。富樫英樹監督(60)は「兄はセンスで、弟は気持ちでプレーする」と話す。

複数の高校からの勧誘を断って開志国際を選んだ。兄弟のポジションは同じPG。2人の息の合ったパス交換も見られそうだ。選手層の厚いチームで登録メンバー入りは簡単ではないが富樫監督は「ツインガードでコートに立つ可能性はある」と楽しみにしていた。