フィギュアスケート男子で世界選手権2連覇中の宇野昌磨(25=トヨタ自動車)が6日、新たな挑戦となる「ワンピース・オン・アイス」(8月11~13日=KOSE新横浜スケートセンター、9月2~3日=愛知・ドルフィンズアリーナ)での演技に胸を躍らせた。

名古屋市内で契約する医療機器メーカー「コラントッテ」のトークイベントに参加。「ワンピース・オン・アイス」では主人公であるモンキー・D・ルフィ役に決まっており「(オファーは)確か1年前ぐらい。僕はそういった方面とはかなり無縁でしたし『なんで(オファーが)僕になんだろう?』って思いました。『僕以上に適任の方ってたくさんいたんじゃないのかな』と思った中で、僕を選んでくれたからこそ、頑張りたい気持ちは強いです」と意気込んだ。

ワンピースに関しては「隅々まで知っていますっていう訳ではないけれど、全体的に知っています」と独特な表現で言及した。ルフィは体を自由に伸縮させられるゴム人間であることが特徴。役の表現に関しては、振付師らのイメージに滑りを重ね合わせていく。

「振り付けは僕が考えるものではなく、宮本賢二先生だったり、担当の方が考えられていると思います。僕は『これをやってほしい』と言われたことを、振付師さんのイメージ通りに動けるように頑張りたい。スケートという舞台でワンピースの物語を演じる。一体どういう風にやっていくのか、僕も気になります」

好きなキャラクターは「トラファルガー・ロー」と即答。司会者に「ルフィではないのですね」とツッコミを入れられ、会場は笑いに包まれた。【松本航】