4日に行われたテニスの全仏オープン(パリ・ローランギャロス)女子ダブルス3回戦で、加藤未唯(28=ザイマックス)が失格となり、物議を醸している。

ボールガールへの返球が後頭部を直撃し、危険な行為とされた。本人のSNSによると、賞金没収とポイント剥奪の処分を受けたという。

 

◆危険行為 4大大会のルールブックでは、「意図的にコート外に球を打つこと、コート内で危険または無謀に球を打つこと、結果を無視した過失で球を打つこと」をボールの乱用と定義し、違反の対象行為としている。プレー中以外では意図的でなくても危険な球を打つと罰則の対象になる。20年の全米オープン男子シングルス4回戦で、ジョコビッチ(セルビア)がコートの後ろに打ったボールが線審を直撃。危険行為で失格になり、罰金も科された。

◆放送 全仏オープンテニスはWOWOWで連日生放送。WOWOWオンデマンドでは日本人選手の試合が全試合ライブ配信される。