昨季の4大陸選手権3位で、今季からシニアに本格参戦する千葉百音(18=木下アカデミー)が、新スタイルのショートプログラム(SP)に意欲を燃やした。

新たなSPはミーシャ・ジーさん振り付けの「黒い瞳」。これまでは柔らかい曲調を舞うことが多かったが、アップテンポの曲へ挑戦する。「表現力の幅を広げるためにも新しい曲調にチャレンジするということで、楽しく、笑顔で滑れたらなと思います」と意気込んだ。

新フリーは鈴木明子さん振り付けの「海の上のピアニスト」で、優雅な曲調が特徴。今季の目標には「ステップシークエンスやスケーティングで高い評価をしていただけるようにしたい」と掲げた。

さらに4回転トーループにも着手している。「今の練習の状況だと今季中に演技に組み込むのは難しいかもしれないですけど、もう少しで降りれそうです」と習得が近づいていると明かした。

今季はグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ(10月22~24日、アレン)、第3戦フランス杯(11月3~5日、アンジェ)にも出場する。引き出しを増やし、新たな演技を志向していく。