県勢では、7大会連続9度目出場の女子浜松開誠館が、1回戦(25日)で東京成徳大高に58-54と辛勝した。2回戦の日本航空(山梨)にも前半の劣勢を覆し、71-64で逆転勝利。2019年以来、3大会ぶりに3回戦へ駒を進めた。初戦の2回戦に臨んだ2年連続13度目出場で、昨年3位の男子藤枝明誠は、美来工科(沖縄)に97-59と圧勝し、白星発進した。【倉橋徹也】

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浜松開誠館が、我慢の攻守を続けて最後に流れを奪い取り、勝ちきった。相手の高強度守備と192センチ留学生のリバウンドに、第1クオーター(Q)から苦しめられた。チーム全体で三島正敬監督(47)の指示を徹底できず、主将のF・望月秋桜(あき、3年)は「前半は重たい雰囲気になってしまった」と振り返った。しかし後半で内外の攻撃が通じだし、第3Qで足がかりをつかんだ。

同Q残り4分弱で形勢を逆転させた。42-51でこの日最大の9点を追う展開。攻撃の手を強めて差を縮めると、残り約40秒でG・井口姫愛(いのぐち・ひより、2年)が、同13秒では望月が3点シュートを成功。52-51とし、ベンチや応援席をどっと沸かせた。

シーソーゲームは第4Q残り5分を切るまで続いた。61-60の同3分、勝利に貢献したのはF・蔀(しとみ)桃菜(3年)だった。相手留学生にファウルを誘って退場させ、「あそこは大きかった」。そこからU-16女子アジア選手権日本代表のF・後藤音羽(2年)らが得点を重ね、最後は7点差を守りきった。

次の3回戦では精華女(福岡)と対する。望月は「また留学生がいるチーム。自分たちは守備とリバウンドのチームなので、監督の指示を徹底していい形にしたい」と力を込めた。