開幕2勝も、関大・磯和雅敏監督(56)は「試合への気持ちが甘かった」と厳しい表情で振り返った。

3連休最終日の正午。30度を超える猛暑の中で始まったゲームはスタート直後に動いた。

第1クオーター(Q)1分42秒。1プレー目にRB小野原啓太(4年)が48ヤードのTD(タッチダウン)ランで先制。さらに、同2分38秒にもDB須川宗真(4年)が37ヤードのインターセプトリターンTDを獲得し、同6分52秒にもRB山崎紀之(2年)のランでTDを決めた。

その後は、じりじりと前進する龍谷大から流れを奪い取れず苦しんだが、第4Q7分55秒にもTD。試合終了間際には、K中井慎之祐(2年)が51ヤードのFGを成功させ3点を追加し、31-3で終了した。

失点を1FGのみに抑えて勝利を収めたが、磯和監督は「たまたま最初にポンポンと点数が入って、選手の中で『何とかなるやろう』という気持ちになってしまっていた」とする。

オフサイド3回、フォルススタート3回など反則も多く「練習から減らすのではなくてゼロにしないと」と顔をしかめた。

QB須田啓太(3年)も「情けない」と肩を落とす。

昨季から司令塔を務めてきた3年生。「(フィールドの)中で起きていることに関心がないやつが多い。昨年、柳井(竜太朗元主将)さんが築いてくれた関大の文化が絶えつつあるので、『押せ押せどんどん』でいけるようにしないと」と、チーム内の空気にある違和感を指摘。

加えて「自分のことができてなくて、戦う以前の問題。(上位の)関学さんとか立命館さんと試合するのは失礼な状態」と語気を強めた。

昨季は立命館大に26-21で勝利し、6勝1敗の2位と躍動。09年以来14年ぶりの学生日本一を果たすべく、勢いある組織を構築していく。

次節は30日に、兵庫・王子スタジアムで近大と対戦する。