昨季3位の横浜キヤノンイーグルス(横浜)が完敗を喫し、4勝3敗の暫定6位となった。

東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)に接点で優位に立たれ、4トライを献上。後半42分に途中出場ローハン・ヤンセファンレンズバーグ(29)のトライで、完封を免れるのがやっとだった。元日本代表SO田村優(35)が「1発目で顔面パンチを食らって、みんな引いてしまった。プレッシャー負け。力の差がある」と振り返るなど、序盤の肉弾戦での攻防で主導権を握られた。

この日に向けた準備では、CTB梶村祐介主将(28)も「個人としても、チームとしてもいい準備ができて、もっとできると思った」と手応えがあった。だが、ボール争奪戦での劣勢で想定以上の人員を割き、理想としていたラックから離れた位置での攻撃に持ち込めなかったという。沢木監督は「攻める場所を最初から間違っている。相手の強いところばかりにいく。試合の中で準備してきたことを1つもできないぐらいバラバラ。勝てないチームの雰囲気が、むちゃくちゃ出ている試合」と評し、ミスの連鎖も課題に挙げた。

次戦は中5日となり、3月1日に同じ秩父宮で三重ホンダヒート戦を控える。23年W杯優勝に貢献したSHファフ・デクラーク(32)、CTBジェシー・クリエル(30)の南アフリカ代表コンビを故障で欠く状況だが、沢木監督は「何かのきっかけで変わる。ケガ人がいてどうとは、全く思っていない。それに対して言い訳作って、逃げるヤツも出てくる。そういう雰囲気だと、勝てないチームの雰囲気が出る。楽な方に逃げるようじゃ、勝てない」。試合後、田村は「『誰かがやってくれる』じゃなく、1人1人、自立をしよう」と仲間に語りかけ、巻き返しを誓った。【松本航】