バレーボールのU16男子日本代表の主将で、昨年の全国中学選手権で初優勝した中之口中のエース岩田怜緯(れい、3年)が今春、東山高(京都)に進学する。年明け後も全国中学選抜の主将として2月のイタリア遠征に参加するなど世代を代表する逸材だ。高校バレー界の強豪で腕を磨き、将来の日本代表入りの土台にする。
岩田は4日に卒業式を終え、9日に入寮。日用品ではマッサージ器具のほかに、1人部屋の生活に備えて目覚まし時計を持参。「めちゃうるさい。飛びおきちゃう」と笑う。
「速いコンビバレーが好き。自分がもっとうまくなれると思った」と東山進学を決めた。全国高校総体で22年に初優勝し、昨年は準優勝。春高バレーは20年に優勝した。近年、常に全国制覇を狙える位置にいる。昨秋、練習見学に行ったとき、速いトス回しからの攻撃や粘り強い守備が自分に合っていると感じた。
同世代では全国的に注目されている存在だ。中之口中の沼倉和美監督(59)は「技術的に高く、クレバー。筋力をつければもっと伸びる。将来は日の丸を背負える」と期待する。187センチの長身で、昨年まで330センチだった最高到達点は5センチに伸びて335センチに。強打と判断の良さでクオリティーの高い攻撃を見せる。昨年8月の全国中学選手権では中之口中を初優勝に導いた。7月のアジアU16選手権は1学年上の選手もいる中でU16日本代表の主将を任された。
高校では最初に「1年生からレギュラーになって全国制覇」を目指す。その先に見据えるのは「日本代表に入って五輪で金メダルを取る。将来は世界で活躍する選手になりたい」という大きな目標。大器が1歩を踏み出す。【斎藤慎一郎】
◆岩田怜緯(いわた・れい)2008年(平20)5月26日生まれ、新潟市出身。亀田小2年時に横越ジュニアでバレーボールを始める。5年生から中之口ジュニアに所属。中之口中2年時は全国中学選手権で16強。昨年2月に全国中学生選抜に初選出され、イタリア遠征に参加。7月にはU16日本代表の主将としてアジアU16選手権に出場し5位。12月の全国都道府県対抗大会では最優秀選手に選ばれた。利き腕は右。187センチ。


