今季の4大陸選手権王者の千葉百音(18=木下アカデミー)は、ショートプログラム(SP)13位からフリー132・82点、合計195・46点で5位だった。

初めての世界選手権。重圧を感じながらも、全力を尽くした。「すごく緊張して、もう緊張しすぎて息苦しいというような感じ」という中でも、序盤の連続3回転はきれいに着氷するなどしたが、その後、3回転ループで手をついた。

「途中のループで踏み切れなかったことが1番課題というか、どんなに緊張したところでもしっかり踏み切って降りるっていうのが、今回見つかった課題でもあり目標。その後の3つのジャンプを諦めずに跳べた。ミスはしてしまったけれど、やりきったって思えるような、そういう演技ができたので、そこは今回の成果かな」と振り返った。

今後の課題として、表情の大切さを口にした。「まだ緊張するとこの世の終わりのような表情をしてしまう。やっぱりそこは表現のスポーツとして、しっかり表情管理。アイドルじゃないですけど、やっぱり見せるスポーツなので、音楽を顔でも表現して、しっかり演じ切りたい」と語った。