【モントリオール=阿部健吾】初出場でショートプログラム(SP)10位の三浦佳生(18=オリエンタルバイオ/目黒日大高)はフリー169・72点、合計254・72点で8位だった。

会見での一問一答は以下の通り。

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--悔しい結果にはなったものの、後半に立て直せた

常に諦めない気持ちでやっていたので、後半立て直せた点はすごい良かったと思うんですけど、でもやっぱり前半、ループがやっぱりこう、1本目のジャンプでやっぱり流れって作っていくものなので、そういうのが、練習から降りて調子が良かっただけに、ちょっと悔しかったなとは思います。

--トウループ、サルコーは少し跳び急いだような感じも?

いや、冷静ではあったんですが、完全に、いつものタイミングではなかったと思っています。

--SPで少し悔しい思いをしたあと、精神的には

ショートは悔しい結果でしたけど、1回頭をリセットさせて、1日の中日でもう、ショートのことはいったん忘れて、本当にもうリフレッシュしてという気持ちで。悔しさも大事ですけど、その悔しさを前面に出しすぎるとやっぱり荒れてしまうので、その制御という面でもいったん忘れて、という形で中日は過ごしていました。

--そのあたりは特に後半、うまく出せた

そうですね。後半はうまくできていたので、やっぱり調子自体は悪くなかったし、それだけに、やっぱり前半悔しかった。せっかくワールドの切符をつかんで、その3枠のうち1枠を僕に使ってくださったのに、こういう結果になってしまったということは申し訳ない気持ちもあります。自分としてはこの経験を糧にして頑張っていきたいと思います。

-初めての世界選手権で得た教訓は

やっぱり他の大会とは空気感も違いますし、練習から見ていても、どの選手もここにピークを持ってきているなっていう印象。自分も練習は良かったですけど、本番で跳ばなければやっぱり意味がない。そこはまだまだ実力不足だなというのと、やっぱりシーズンを戦い切るうえで、最初から最後まで常に好調をキープするのがすごく大変だったなという感じでした。シーズン前半はいい状態を常にキープできていたと思いますし、年明けから少し失速気味になってしまい、そういった難しさも含めて、やっぱりもっともっと学ぶことが多いなと思いました。

--シーズンは長いから大変

そうですね。でもトップの選手たちはみんなそれを毎シーズンこなしていて、上手な選手は常にいい状態に持ってきている。そういったところがまだまだ自分に足りないなと思います。でも、自分はまだまだこれからがあるので、来シーズンに向けていい勉強になったとは思いますし、これをプラスに捉え、オフシーズンどう過ごすかで来シーズンがまた変わってくるとも思う。悔いのないオフシーズンを過ごしたいなと思います。

--来年の世界選手権で雪辱を

はい、来年は最終グループ滑ってる人たちや、第1グループですごい演技をしたアダム選手と戦えるように頑張っていきたいと思います。