ラグビーの高校日本代表は24日にイタリアのカルビザーノでU19(19歳以下)イタリア代表との第2戦に臨み、36-27で勝利した。

前半4分、モールから抜け出したNO8城央祐主将(3年=桐蔭学園)が先制トライ。そこから3トライを重ね、前半は24-5で折り返した。

12点差に迫られた後半14分には、右へと展開してWTB森尾大悟(3年=茗渓学園)のトライで主導権を渡さなかった。終盤にはリードが4点となったが、38分に再び森尾のトライで引き離した。

初戦は敗れたが、U19イタリア代表と1勝1敗で遠征が終了。高橋智也監督は「全選手がディフェンス局面において、イタリアチームの考える時間を奪った。まさに1年間取り組んできた成果」と喜び「次はU20(20歳以下)、そしてフル代表を担う人材になるべく、さらなる努力をしてくれることを祈念しています」と期待を込めた。

春からはそれぞれの進路で新たな挑戦が始まる。個性豊かなメンバーをまとめた城は「後半は苦しい時間帯が続きましたが、自分たちのこれまでの頑張りを信じて最後まで粘り、勝ち切ることができました。遠征全体としては選手、スタッフが家族のようになり、チームが1つになることができたと思います」と勝利の味をかみしめた。