フィギュアスケート女子で、世界ジュニア選手権日本勢初の2連覇を飾った島田麻央(15=木下アカデミー)が10日、京都・宇治市内の木下アカデミー京都アイスアリーナで、88年カルガリー五輪金メダリストの名スケーター、ブライアン・ボイタノ氏(60=米国)から直接指導を受けた。

浜田美栄コーチが「現在もスケートのスキルが高く、人としても素晴らしい方」と、アカデミー生への特別レッスンを依頼したことで実現。9~12日の4日間みっちり指導を受ける。

島田は、苦手意識を持つフリップを重点的に見てもらい「課題としていることやいつもしていないことができて、いい練習ができている」と充実感をにじませた。

昨年12月のジュニアグランプリ(GP)ファイナルでトリプルアクセル(3回転半)と4回転トーループを同時成功。日本女子初の偉業を成し遂げたが、来季は、スケーティングや表現にも注力する構え。

曲を流しながらの練習では、出演予定のアイスショー「ブルーム・オン・アイス」(20、21日、木下アカデミー京都アイスアリーナ)に向け、披露予定の「Americano」を練習。

ボイタノ氏や、そのコーチであるリンダ氏から「ただ滑っているだけのように見える。20秒でもいいから意識して」と指摘されたことを明かし「お客さんに伝えることを考えてこれてなかったので、意識したい」と話した。

「ブルーム・オン・アイス」は、木下アカデミーが創立1周年を迎えた21年から開始し、今年が4回目。1日2公演(午前11時30分開演、午後4時30分開演)の計4公演行われる。

出演者には、女子では世界選手権出場の吉田陽菜、千葉百音、男子は島田高志郎、中村俊介らが名を連ねる。