自動車F1シリーズ、レーシングブルズの角田裕毅(24)が、今季第3戦の日本グランプリ(GP=決勝4月6日、三重・鈴鹿サーキット)から、親チームのレッドブルに昇格することが決定的な状況となっている。不振を極めるリアム・ローソン(23=ニュージーランド)が降格し、入れ替わる。

欧州各国で報じられている中、ついに英スカイスポーツも「ローソン、日本GPから角田とチームメート交代か」と報道。同じ英国の国営BBC放送や仏レキップ紙などとともに、欧州で信頼度Sランクとされている衛星放送局も、追随した。

「角田裕毅とリアム・ローソンがF1日本GPからチームを移籍することになった。(4連覇中の)マックス・フェルスタッペンのチームメートとなったローソンは、レッドブルでの開幕2戦で不本意なパフォーマンスに終わり、角田との交代で下部レーシングブルズへの復帰が決まった。レッドブルは来週のF1日本GPから、ローソンに代わって角田を起用する」

「レッドブルはコメントを発表しておらず、水曜日(26日)中の公式発表はない見込みだ」

2人の交代を巡っては、フェルスタッペンが競技時の主国籍としているオランダのテレグラフ紙も「最終決定した」と25日夜に報じていた。

同紙は「電撃起用:角田裕毅、リアム・ローソンを犠牲にし、マックス・フェルスタッペンと新たなチームメートに」の見出しで「ローソンは、わずか2レースでレッドブルから見放された。日本GP以降、角田がフェルスタッペンの新たな仲間となる」と緊急昇格の見通しを伝えた。

「この交代は、先週末の中国GPの後に最終決定となった。火曜日(25日)にレッドブルの首脳会議が、タイ出身の大株主が住むドバイ(UAE)で行われ、エンジンサプライヤーのホンダも、今回の契約に関わっている。日本のメーカーは角田を資金面でもサポートしており、レッドブルにとっても、この契約は資金面で興味深いものになっている」

複数の情報筋がテレグラフ紙に認めたといい「今週末にも、この物議を醸す歴史的に素早い移籍をレッドブルが正式発表する予定だ」としている。

セルジオ・ペレスの後任としてフェルスタッペンのチームメートに選ばれていたローソンは、開幕戦のオーストラリアGPと第2戦の中国GPで予選最下位に沈み、いまだポイントを獲得できていない。一方の角田は、オーストラリアGPで12位だったが、雨天のタイヤ選択が主な原因。一時2位まで順位を上げる場面もあった。中国GPも19位だったものの、陣営の戦略ミスによる不運とされており、好調は維持している。