<ミキプルーンスーパーカレッジバレー2014全日本大学選手権>◇最終日◇7日◇大田区総合体育館◇女子決勝

 第2シードの日体大がフルセットの末、第1シードの福岡大を下し、21年ぶり最多29度目の優勝を果たした。

 2年前は嘉悦大、3年前は東海大の前に決勝で涙をのんだ日体大が王座に返り咲いた。

 第1、第3セットを日体大、第2、第4セットを福岡大が取り、迎えた第5セット。立ち上がり、日体大は0-3とリードされたが、8-7と逆転に成功すると、ベストスコアラー賞の中屋夏澄(2年)のスパイクなどで勝利に向かって走った。

 MVPに輝いた日体大守護神のリベロ小幡真子(4年)と、福岡大主将のレフト佐々原和(のどか、4年)は、長崎・九州文化学園高で春高バレーなどを戦った同級生。ともに1番をつけて争い、注目されたが、小幡に軍配が上がった。

 「この日のために1年間苦しい思いをしながら頑張ってきた。相手に同級生がいて、感謝しながら戦った」と小幡は三度目の正直での悲願達成に、万感の思いがあふれていた。【女子決勝】

 日体大3(25-16、24-26、25-17、21-25、15-9)2福岡大◆女子個人表彰▽最優秀選手

 小幡真子(日体大4年)▽敢闘

 佐々原和(福岡大4年)▽ベストスコアラー

 中屋夏澄(日体大2年)▽スパイク

 山内美咲(東海大2年)▽ブロック

 今村麻央(中京大2年)▽サーブ

 正田美友貴(福岡大3年)▽セッター

 柳谷祐貴子(福岡大4年)▽レシーブ

 中川千世(日体大3年)▽リベロ

 小幡真子(日体大4年)▽優勝監督

 根本研(日体大)

 <主催>日本バレーボール協会、全日本大学バレーボール連盟、朝日新聞社、日刊スポーツ新聞社、ジェイ・スポーツ<特別協賛>三基商事