女子バスケットボールWリーグのシャンソン化粧品(静岡)で活躍したフォワード森本由樹(23)が米国の大学リーグに挑戦することが21日、明らかになった。既に同社を退社。神奈川県の実家に戻り、ビザ取得の準備を進めている。5月末にシアトルに渡る予定だ。

 高校時代から漠然と米国挑戦を夢として描いていた。「バスケットの追求と社会勉強」が最大の目的。「WNBA(米女子プロリーグ)と言いたいところですが、今は着実に1歩ずつとしか言えません」。英会話教室に通い、遠征先でも英語のCDで独学していた。日常会話をこなせる自信もある。米国は大学バスケットが盛んで、全国大会は全米テレビ中継も行われる。

 シャンソンでは昨季まで5年間でリーグ戦96試合に出場し、2度優勝を経験した。一番の思い出は「優勝もそうですが、毎日が楽しく、充実していた。すべてが思い出のようなもの。バスケットに対する考え方や思いが勉強になった」。将来の復帰については「まだ行ってもいないので、帰って来てからのことは考えていない」。レオの愛称で親しまれた森本。新たな道へ進む。