左太もも裏を痛め、大相撲秋場所7日目から休場した大関琴欧洲(30=佐渡ケ嶽)が24日、再出場を断念したことが分かった。

 今場所の負け越しで、九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)は7度目のかど番となる。

 初日から4連勝した琴欧洲は5日目の関脇豪栄道戦で負傷。「左大腿(だいたい)二頭筋挫傷で全治10日間の見込み」と診断され、終盤戦からの出場を目指していた。師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は回復が不十分とし「このまま出ても勝ち越せない。無理をして悪化させるよりも、しっかり治した方がいい」と話した。10月12日に始まる秋巡業には参加する予定。