<大相撲秋場所>◇千秋楽◇28日◇東京・両国国技館

 横綱白鵬が、横綱鶴竜を掛け投げで下し14勝1敗で、3場所連続31度目の優勝を飾った。白鵬は、優勝回数で千代の富士と並び歴代2位タイとなった。

 新大関豪栄道は、関脇豪風を押し出しで下し、勝ち越しを決めた。大関稀勢の里は、大関琴奨菊を寄り切って9勝目を挙げた。

 新入幕の逸ノ城は、安美錦を押し出して13勝2敗とした。

 また三賞は、1横綱2大関を破った新入幕の逸ノ城が、敢闘賞と殊勲賞を受賞。新入幕で2つの受賞は00年夏場所の栃乃花(敢闘、技能)以来。幕下付け出しデビューから所要5場所での初受賞は雅山と並び最速。複数受賞は12年春場所の鶴竜(殊勲、技能)以来となった。

 技能賞は10勝を挙げた安美錦が6度目の受賞。三賞11度は豪栄道に並び現役最多となった。

 十両は、元小結栃ノ心が、06年春場所の把瑠都以来5人目の全勝優勝を飾った。