昨年8月に大麻取締法違反で逮捕され、日本相撲協会から解雇された元幕内力士若ノ鵬(20=本名ガグロエフ・ソスラン)が1日、都内ホテルで「断髪式」を行った。私的な集まりで、日本人やロシア人の友人ら約30人が集まり、約20人がまげにはさみを入れた。

 代理人を務める宮田真弁護士によると「現役の角界関係者は参加していないが、床山経験のある知人に大銀杏(おおいちょう)を結ってもらいました。ソスランさんは『ただただ悲しいだけです』と話していました。泣きながらではなかったが涙ぐんでいた」と説明した。とめばさみを入れた人物は「日本人男性で今までにかかわりのあった人」という。

 元若ノ鵬は今月上旬にもロシアに帰国予定。宮田弁護士は「今週中に話す場を設けるかも」と帰国会見を開く可能性を示唆した。