8日、第1試合の早稲田実対今治西戦で、懐かしい再会がありました!

 早稲田実のアルプスに応援に来ていたのは、第88回大会でエース斎藤佑樹選手(現日本ハム・投手)を擁する早稲田実の主将を務めた後藤貴司君(内野手)、船橋悠君(外野手)をはじめOB選手たちが勢ぞろい! 後藤君に会うのは早稲田大卒業以来。すっかり大人っぽくなって、あらためてその月日の流れを感じました。

「高校卒業以来、初めての甲子園。アルプスで応援するのも初めてです! アルプスから見ると甲子園がよく見えるんですね~。なんか、悪くないです(笑)」と、とっても嬉しそうな後藤君でした。

写真後列左から2番目が船橋悠君、中段左が後藤貴司君。右が09年の主将、中野弘也君。OB集合! みんな楽しそう~!
写真後列左から2番目が船橋悠君、中段左が後藤貴司君。右が09年の主将、中野弘也君。OB集合! みんな楽しそう~!

 当時、早稲田実を担当していた私が、よく覚えているのはその年のセンバツ取材のこと。夏は斎藤君人気で取材が厳しくなっていたけど、センバツ取材は、まだ、ゆっくり話を聞かせてもらっていました。

 当時の宿舎へ取材に行ったときのこと。普段はロビーでの取材も、来客があったため急きょ2階の選手の座敷のお部屋での取材に。「輝け甲子園の星」の直筆アンケートを後藤君、斎藤君にお願いしたところ、2人ともきっちり正座をして書いてくれたっけ。しかも…壁には誰のかわからないけど下着が干してあって、ちょっと目のやり場に困ったりして(笑)。そんな思い出話を後藤君と話ながら、2人で大笑い。

 「楽しかったですよね~。当時はほんの些細なこと…宿舎でのちょっとした一コマや、試合前、内野と外野の間から球場に入るとき、打席に立つときの瞬間の緊張感。面白かったです。そのひとつひとつが思い出。楽しかったですね」

 当時は、キャプテンとしての責任感からか、いつも厳しくチームを引っ張っていたしっかり者の後藤君。表情ひとつ変えずにインタビューを受ける姿が印象的でした。今は優しい表情で振り返る。そんな後藤君を見ていて、とってもうれしくなっちゃいました。

 「清宮がよく取り上げられていますが、OBとしては他の選手も取り上げて欲しいですね。選手1人1人、それぞれの役割があってチームが生きるので」

 なるほど、当時も斎藤佑樹君が「ハンカチ王子」と注目される中でも、チーム1人1人の力があってこそ成し遂げられた全国制覇。それを一番知っている。優勝に導いたキャプテンだからこそですね。

 「3年生は最後の夏なので、悔いが残らないように楽しんでほしいです。自信を持っていつも通りのプレーをして暴れてほしいです」

 今年2月の日本ハムのキャンプで、斎藤君も「センバツのDVDを見て原点を思い出しました」そんなことを言っていました。

 数年前の思い出がよみがえり、振り返る輝かしい記憶甲子園は彼らの原点。早稲田実のアルプス、ここだけは静かで柔らかな空気が流れていました。