浜松商は日大三島に5-4で競り勝ち、7年ぶりに準決勝を突破した。知徳が直近3季連続優勝中だった聖隷クリストファーを3-1で下し、準優勝した10年以来16年ぶりの決勝進出を決めた。この日、勝った2校の東海大会(23日開幕、愛知)出場が決定。決勝と3位決定戦は、3日にしずてつスタジアム草薙で行われる。
◇ ◇ ◇
浜松商の2番山内瑛太内野手(3年)が、勝利をぐっと引き寄せた。8回表に3-3の同点とされて迎えた同裏の攻撃。先頭で打席に入るとフルカウントからの6球目、甘く入った内角よりのスライダーをフルスイングした。「感覚がないぐらい(完璧に)振り切れたと思う」。手応え十分の打球はぐんぐん伸び、右翼席に飛び込んだ。
高校通算2本目となる公式戦初本塁打で、高まった日大三島の反撃ムードを一蹴する。さらに相手の適時失策で1点を追加したチームは、そのまま逃げ切って東海大会の出場権をつかんだ。終盤の勝負どころを逃さなかったヒーローは「右翼の頭は越えると思ったけど、意外と伸びて入った。自分でもびっくりした」と白い歯を見せた。
優勝した19年以来7年ぶりの栄冠まで、あと1勝に迫った。今大会、チームは3回戦で掛川西に10-9。続く準々決勝では東海大静岡翔洋に3-2と、いずれも延長タイブレークの接戦を制するなど勝負強さが光る。山内は「ここまでチーム全員で一戦必勝で戦ってきた。決勝でも、いつも通りのプレーを出して1点ずつ取っていきたい」と言葉に力を込めた。

