阪神佐藤輝明内野手(27)が4安打2打点の大暴れで、甲子園での「伝統の一戦」今季初勝利に導いた。チームは今季最多タイ16安打の猛攻。巨人戦の連敗を3で止め、首位を守った。

「しっかりいい当たりを打てている。割と状態はいいと思う」

虎の4番は手がつけられなくなっている。まずは初回。2死三塁で巨人先発の又木から左翼線へ先制二塁打。5回にも先頭で中前にはじき返した。2-1の7回は右中間へ二塁打。プロ6年目で初の3試合連続猛打賞を決めた。

これで終わらない。6-1の8回。巨人ルシアーノの4球目、152キロを完璧に捉えた。スコアボードに本塁打の打球速度が表示されるようになった2021年以降では最速の187キロで右翼席へソロ。「しっかり当たれば(打球速度は)出るかなとは思いますね。ハードヒットできているのでそこはいいかなと思います」。驚愕(きょうがく)の1発に今季最多4万2636人の観客が沸いた。

これで打率4割5分、8本塁打、27打点の3冠。45安打、出塁率4割6分5厘を含めて打撃5冠だ。それでも「まだ先は長いんでね、しっかり準備してあまり気にせずいきたい」。表情を引き締めた。この日はレッズやパドレスなど大リーグ関係者もバックネット裏にずらり。注目の背番号8がまた快音を響かせた。

▽阪神小野寺(7回1死一、二塁から代打出場で今季初安打の左前タイムリー)「チャンスの場面で『何とか(今季)初ヒットを』と思って打席に立っていました」

▽阪神小幡(2安打を放ち7回無死一、二塁では犠打成功)「バントを決められたのが良かった。輝さん(佐藤)からだったので想定はしていたので、そういう場面でしっかり決められたらいいかなと思います」

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