第88回選抜高校野球大会の20日の開幕試合に登場する智弁学園(奈良)が12日、組み合わせ決定後初の対外試合で、京都外大西に12-0で7回コールド勝ち(特別ルール)した。新2年の太田英毅内野手、福元悠真外野手の3、4番がともに3安打、2打点。昨秋1番の太田が3番、5番の福元が4番の大会用新オーダーで、小坂将商監督(38)も「いい結果が出ています」と手応えを得た。

 エース村上頌樹(3年)は今春初先発し、6回を6安打3奪三振無四球無失点の内容だった。開会式直後の登板に「大会で一番最初に投げるのは、人生で貴重な経験。後攻を引きたい」と福井工大福井打線を迎え撃つ。OBの巨人岡本、ヤクルト広岡からトレーナーの差し入れも届き、臨戦態勢が整った。