プロ18年目の阪神西勇輝投手(35)が、617日ぶりの白星を手にした。5回を4安打2失点にまとめ、24年8月21日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)以来の今季1勝目。「長かったですね」。お立ち台での第一声に思いがにじんだ。「これだけ時間が空いたんで、自分の立場もそうだし、いつ投げられなくなるか分からなかった。今の自分にはもう結果だと思うので。それが出てよかったと感じてます」。ミットを構えてくれたのは、旧知の友だ。

今季加入した伏見とはオリックス時代の13年8月16日のロッテ戦以来、13年ぶりのバッテリー。テンポよくストライク先行で、持ち前の制球力を見せた。3点の援護を受けた2回は2者連続ソロを浴びたが、動じず先発の仕事を遂行。「(90年生まれの)同級生なんで、言いたいことも言えるし。本当に頼もしいっすね。あいつも今日2安打打って2打点でしょ? 絶対気分いいと思う」と笑った。

昨季は右膝の故障もあり1軍戦わずか1試合。「今までにぶつかったことのないような壁にぶつかって、自分の野球ってこんなに早く崩れるんやなって苦しい気持ちもありました。支えてくれるファン、家族、周りのスタッフの方に、いつか恩返ししたい気持ちは強かった」。通算125勝目。ベテラン右腕に復活の光が見えた。【磯綾乃】

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