プロ注目の最速142キロ右腕・学法福島の佐藤巧麻投手(3年)が不発に終わった。大会前の練習試合で打ち込まれて今大会は背番号3で先発。球が高めに抜けて、3回4被安打3失点でわずか2奪三振だった。「目指していたフォームになりきれてない。やるべきことをしっかりやりたい」と反省した。

 一方、走塁では魅せた。3-3の8回1死満塁。二塁走者だった佐藤巧は1番原田真聡捕手(3年)のスクイズで果敢に本塁へ突っ込んだ。リードを2点に広げる2ランスクイズに成功した佐藤巧は「相手捕手が本塁から離れているのが見えた。勝手に体が反応した」と激走を振り返った。