23日に開幕する第90回センバツ高校野球大会(甲子園)の組み合わせが決まった。

 史上3校目の春連覇を目指す大阪桐蔭は21世紀枠で出場する伊万里(佐賀)と第4日第2試合で対戦する。昨秋の明治神宮大会を制した明徳義塾(高知)は中央学院(千葉)と対戦。21世紀枠で出場の膳所(ぜぜ=滋賀)は日本航空石川(石川)と対戦する。

 選手宣誓は抽選の結果、瀬戸内(広島)の新保利於主将(3年)に決まった。

 90回目の記念大会で例年より4校多い36校が出場する。大会は準々決勝翌日の休養日を含め13日間で行われ、決勝戦は4月4日の予定。

 1、2回戦の組み合わせは以下の通り。

◆21世紀3校目は接戦で膳所に/センバツ全選考事情

◆大阪桐蔭など36校/センバツ出場学校メモ一覧

 
 

第1日 3月23日

◆第1試合 東筑-聖光学院

東筑は聖光学院と開幕戦「仕方ない」と青野監督

聖光学院、開幕戦に高ぶる「勢いを見てもらえれば」

対戦が決まり記念撮影を行う東筑・松山主将(左)と聖光学院・矢吹主将(撮影・清水貴仁)
対戦が決まり記念撮影を行う東筑・松山主将(左)と聖光学院・矢吹主将(撮影・清水貴仁)

  ◆東筑(福岡=20年ぶり3度目)1898年(明31)創立の県立進学校。昨春、京大3人、九州大46人など国公立大に193人が現役合格。野球部は1900年創部。甲子園は春が3度目、夏は6度出場。昨夏に続く連続出場。エース石田旭昇は同校の「石田伝説」を再び継承。主なOBは俳優の高倉健(故人)、元オリックス監督の仰木彬(故人)。所在地は福岡県北九州市八幡西区東筑1の1の1。

 ◆聖光学院(福島=5年ぶり5度目)1962年(昭37)に聖光学院工として創立した私立校で、同年に野球部も創部。77年から現校名。79年から男女共学。甲子園出場は春が5度目、夏は14度(11年連続出場中)。OBに阪神歳内宏明、オリックス園部聡。所在地は福島県伊達市六角3。

 

◆第2試合 英明-国学院栃木

国学院栃木、第1日第2試合は「最高」と歓迎

センバツ抽選会で対戦が決まり記念撮影を行う英明・千原主将(左)と国学院栃木・大久保主将(撮影・清水貴仁)
センバツ抽選会で対戦が決まり記念撮影を行う英明・千原主将(左)と国学院栃木・大久保主将(撮影・清水貴仁)

  ◆英明(香川=3年ぶり2度目)1917年(大6)明善高等女学校として創立された私立校。01年(平13)4月の共学化に伴い、現校名。野球部は05年創部。甲子園は春が2度目で夏も2度出場。主なOBは女流棋士の植村真理ら。所在地は香川県高松市亀岡町1の10。

 ◆ 国学院栃木(栃木=18年ぶり4度目)1960年(昭35)創立の私立校。甲子園は春が4度目で夏は1度出場。前回出場の00年春は準決勝進出。OBに巨人小関竜也コーチ、新日鉄住金かずさマジックの渡辺俊介投手(元ロッテ)らがいる。所在地は栃木県栃木市平井町608。

 

◆第3試合 明秀学園日立-瀬戸内

明秀学園日立、瀬戸内・門叶封じへ「逃げず攻める」

瀬戸内・新保主将が宣誓「引いてしまった」

センバツ抽選会で対戦が決まり記念撮影を行う明秀日立・増田主将(左)と瀬戸内・新保主将(撮影・清水貴仁)
センバツ抽選会で対戦が決まり記念撮影を行う明秀日立・増田主将(左)と瀬戸内・新保主将(撮影・清水貴仁)

 ◆明秀学園日立(茨城=初出場)1925年(大14)助川裁縫女学校として開校の私立校。48年に日立女子、96年に男女共学となり現校名に。春夏通じて初の甲子園出場。2012年に就任した金沢成奉監督は光星学院(現八戸学院光星)監督時代に巨人坂本らを育て甲子園に8度出場。主なOBに元DeNA大原慎司、DeNA細川成也(現エース拓哉の実兄)。所在地は茨城県日立市神峰町3の2の26。

 ◆瀬戸内(広島=27年ぶり3度目)1901年(明34)創立の私立校。野球部は1919年創部。甲子園出場は春が3度目、夏は2度出場。最高成績は3回戦。主砲の門叶(とがの)直己外野手(2年)は中国大会1回戦の米子松蔭戦で1試合4本塁打を放った注目のスラッガー。主なOBはオリックス山岡泰輔、プロゴルファーの田中秀道、谷原秀人ら。所在地は広島市東区尾長西2丁目12-1。

 

第2日 3月24日

◆第1試合 由利工-日大三

由利工は日大三「1アウトとること難しいイメージ」

日大三「とにかく初戦突破。仕上がりは悪くない」

ガッツポーズで健闘を誓う由利工・畑山主将(左)と日大三・日置主将(撮影・上田博志)
ガッツポーズで健闘を誓う由利工・畑山主将(左)と日大三・日置主将(撮影・上田博志)

 ◆由利工(秋田=初出場)1962年(昭37)創立の県立校。機械、電気、環境システム、建築の4科に分かれる。甲子園は春夏通じて初出場。昨秋秋田大会3位、東北大会8強。「地元に愛される学校」を目指す中で、野球部員が率先して地域住民へあいさつ活動を行っている。エース佐藤亜蓮は最速142キロの本格派右腕。主なOBは元サッカー日本代表MFの藤島信雄。所在地は秋田県由利本荘市石脇字田尻30。

 ◆日大三(東京=2年連続20度目)1929年(昭4)創立の私立校。野球部も同年に創部。甲子園出場は春が20度目、夏は16度。71年春、01年夏、11年夏に全国制覇。主なOBはヤクルト近藤一樹、阪神高山俊、同荒木郁也、広島坂倉将吾、DeNA桜井周斗ら。所在地は町田市図師町11の2375。

 

◆第2試合 静岡-駒大苫小牧

静岡「負けないように」 駒大苫小牧の強打を警戒

駒大苫小牧は静岡と対戦「準備しやすい時間帯」

駒大苫小牧・佐々木監督「早いかな」2日目に静岡と

握手を交わして健闘を誓う静岡・黒岩陽介主将(左)と駒大苫小牧・大槻龍城主将(撮影・上田博志)
握手を交わして健闘を誓う静岡・黒岩陽介主将(左)と駒大苫小牧・大槻龍城主将(撮影・上田博志)

 ◆静岡(静岡=2年連続17度目)1878年(明11)静岡師範学校中学課として創立の県立校。野球部は1896年(明29)創部。甲子園は春が17度目、夏は24度。1926年夏に優勝、60年夏、73年夏に準優勝。主なOBにオリックス増井浩俊投手、西武鈴木将平外野手ら。昨秋東海大会優勝。所在地は静岡市葵区長谷町66。

 ◆ 駒大苫小牧(4年ぶり4度目)1964年(昭39)創立の私立校。野球部は学校創立と同時に創部され、甲子園は春が4度目、夏7度出場。夏は04、05年に小倉(福岡)以来、57年ぶり史上6校目の連覇を達成した。史上2校目の3連覇を狙った06年夏は決勝再試合でエース斎藤佑樹(日本ハム)の早実に惜敗。主なOBにヤンキース田中将大、OGには橋本聖子参院議員がいる。所在地は苫小牧市美園町1の9の3。

 

◆第3試合 日本航空石川-膳所

膳所「データ野球生きる」日本航空石川と対戦

握手を交わして健闘を誓う日本航空石川・小坂主将(左)と膳所・石川主将(撮影・上田博志)
握手を交わして健闘を誓う日本航空石川・小坂主将(左)と膳所・石川主将(撮影・上田博志)

 ◆日本航空石川(石川=初出場)2003年(平15)4月に日本航空二として開校の私立校。パイロットや航空整備士の養成を目的に設立された。09年4月から現校名。野球部は03年創部。甲子園は春が初出場、夏2度。今回は昨夏に続く出場。主なOBはロッテ角中勝也ら。昨秋北信越大会優勝。所在地は輪島市三井町洲衛9の27の7。

 ◆膳所(ぜぜ、滋賀=59年ぶり4度目)1898年(明31)、滋賀県第二尋常中学校として開校。県屈指の進学校で学業と部活動の両立。県大会では準々決勝で優勝した近江に敗れたが1-3と善戦。セイバーメトリクスを用いたデータ野球が持ち味。甲子園は72年夏、78年夏、34年春、56年春、59年春の5度出場もすべて初戦敗退。OBに元阪急の人見武雄内野手、元阪神の石田博三外野手。所在地は滋賀県大津市膳所2の11の1。

 

第3日 3月25日

◆第1試合 明徳義塾-中央学院

明徳義塾・馬淵監督「いい試合になるのでは」

中央学院「リベンジしたい」昨秋敗れた明徳と対戦

センバツ抽選会で対戦が決まり握手を交わす中央学院・池田主将(左)と明徳義塾・庄野主将(撮影・清水貴仁)
センバツ抽選会で対戦が決まり握手を交わす中央学院・池田主将(左)と明徳義塾・庄野主将(撮影・清水貴仁)

  ◆明徳義塾(高知=3年連続18度目)1976年(昭51)創立の私立校。野球部も同年に創部。甲子園出場は春が18度目、夏19度出場。02年夏に全国制覇。主なOBはオリックス伊藤光、プロゴルファーの松山英樹、横峯さくら。昨秋明治神宮大会優勝。所在地は高知県須崎市浦ノ内下中山160。

  ◆中央学院(千葉=初出場)1970年(昭45)創立の私立校。甲子園は春夏通じて初出場。S特進コース、進学コース、スポーツコースがあり、校技があり男子は剣道、女子は弓道が3年間必修科目。二刀流エースの大谷拓海(2年)が投打の中心。主なOBに元巨人古城茂幸、元ヤクルト押本健彦ら。所在地は千葉県我孫子市都部向山765。

 

◆第2試合 富山商-智弁和歌山

智弁和歌山の強力打線に富山商監督「えっ…」と絶句

智弁和歌山は富山商「名門校。気を引き締めて準備」

センバツ抽選会で対戦が決まり記念撮影を行う富山商・福島主将(左)と智弁和歌山・文元主将(撮影・清水貴仁)
センバツ抽選会で対戦が決まり記念撮影を行う富山商・福島主将(左)と智弁和歌山・文元主将(撮影・清水貴仁)

  ◆富山商(富山=9年ぶり6度目)1897年(明30)創立の県立校。野球部は1918年創部。甲子園は春が6度目、夏16度出場。最高成績は8強。主なOBは広島浅井樹コーチ、ヤクルト中沢雅人ら。所在地は富山市庄高田413。

  ◆智弁和歌山(和歌山=4年ぶり12度目)1978年(昭53)創立の私立校。野球部は79年創部。甲子園出場は春が12度目、夏は22度出場。優勝は春1回、夏2回。主なOBにヤクルト武内晋一、日本ハム西川遥輝ら。所在地は和歌山市冬野2066の1。

 

◆第3試合 智弁学園-日大山形

智弁学園監督「投手がどれだけ自分の力を出せるか」

日大山形「名前負けしてはいけない」智弁学園と対戦

センバツ抽選会で対戦が決まり記念撮影を行う智弁学園・小口主将(左)と日大山形・斎藤主将(撮影・清水貴仁)
センバツ抽選会で対戦が決まり記念撮影を行う智弁学園・小口主将(左)と日大山形・斎藤主将(撮影・清水貴仁)

 ◆ 智弁学園(奈良=3年連続12度目)1965年(昭40)創立の私立校。野球部も同年創部。甲子園出場は春が12度目、夏が18度。95年夏4強、一昨年春に初の全国制覇を達成。主なOBは阪神岡崎太一、巨人岡本和真、オリックス青山大紀、ヤクルト広岡大志ら。所在地は奈良県五條市野原中4の1の51。

 ◆ 日大山形(山形=36年ぶり4度目)1958年(昭33)に山形第一として設立された私立校。野球部は58年創部。甲子園は春が4度目、夏17度出場。主なOBは栗原健太(元楽天)奥村展征(ヤクルト)。所在地は山形市鳥居ケ丘4の55。

 

第4日 3月26日

◆第1試合 下関国際-創成館

創成館は下関国際と初戦「日程はいいところ」

ガッツポーズをして健闘を誓う下関国際・浜松主将(左)と創成館・峯主将(撮影・上田博志)
ガッツポーズをして健闘を誓う下関国際・浜松主将(左)と創成館・峯主将(撮影・上田博志)

 ◆ 下関国際(山口=初出場)1964年(昭39)に下関電子工業高等学校として開校の私立校。下関高等学校を経て93年に現校名へ。普通科と電子機械科がある。野球部は65年創部。昨夏、甲子園初出場(初戦敗退)。OBにロッテ宮崎敦次。所在地は下関市大字伊倉字四方山7。

  ◆創成館(長崎=4年ぶり3度目)1962年(昭37)九州経営学園として創立した私立校。88年から現校名。普通科とデザイン科がある。野球部は創立と同時に創部。甲子園は春が3度目、夏は1度出場。昨秋九州大会優勝、明治神宮大会準優勝。所在地は長崎県諫早市貝津町621。

 

◆第2試合 大阪桐蔭-伊万里

大阪桐蔭「エースが佐賀出身なので…」伊万里と初戦

伊万里は大阪桐蔭と初戦「え? そこって感じ」

対戦が決まりガッツポーズをして健闘を誓う大阪桐蔭・中川卓也主将(左)と伊万里・犬塚晃海主将(撮影・上田博志)
対戦が決まりガッツポーズをして健闘を誓う大阪桐蔭・中川卓也主将(左)と伊万里・犬塚晃海主将(撮影・上田博志)

  ◆大阪桐蔭(大阪=4年連続10度目)1983年(昭58)に大産大付大東校舎として創立の男女共学の私立校。88年に現校名。中高一貫。学校法人大阪産業大学の運営。野球部は88年創部。甲子園出場は春が10度目、夏は9度。春は12、17年、夏は91、08、12、14年に優勝。主なOBは西武中村剛也、浅村栄斗、森友哉、日本ハム中田翔、阪神西岡剛、藤浪晋太郎ら。昨秋近畿大会優勝。所在地は大阪府大東市中垣内3の1の1。

 ◆ 伊万里(佐賀=初出場)1916年(大5)、伊万里町立伊万里実科女学校と称して開校の県立進学校。地元は陶磁器で有名。49年から現校名。春夏通じて甲子園初出場。短い練習時間ながらエース山口修司投手を中心に接戦を勝ち上がり昨秋県大会準優勝(九州大会は初戦敗退)。OBに元阪神の渡辺博敏投手。所在地は佐賀県伊万里市二里町大里甲2600。

 

◆第3試合 花巻東-東邦

花巻東・菅原主将「岩手から日本一」準V雄星超えだ

ガッツポーズをして健闘を誓う花巻東・菅原颯太主将(左)と東邦・稲留克哉主将(撮影・上田博志)
ガッツポーズをして健闘を誓う花巻東・菅原颯太主将(左)と東邦・稲留克哉主将(撮影・上田博志)

 ◆花巻東(岩手=6年ぶり3度目)1956年(昭31)創立の花巻商(のちに富士短大付花巻)と、57年創立の谷村学院が82年に統合した私立校。野球部創部は56年。甲子園は春が3度目、夏は8度出場。09年春に菊池雄星投手(現西武)で準優勝。主なOBは菊池のほかエンゼルス大谷翔平。所在地は岩手県花巻市松園町55の1。

  ◆東邦(愛知=2年ぶり29度目)1923年(大12)東邦商業学校として創立した私立校。48年、現校名に。野球部は30年創部。甲子園は春が29度目。夏は17度出場。34、39、41、89年春に優勝。主なOBに中日藤嶋健人、DeNA関根大気ら。名古屋市名東区平和が丘3の11。

 

第5日 3月27日

◆第1試合 東筑と聖光学院の勝者-東海大相模

東海大相模「初戦に集中です」開幕戦勝者と対戦

センバツ抽選会で対戦が決まり記念撮影を行う東海大相模・小松主将(撮影・清水貴仁)
センバツ抽選会で対戦が決まり記念撮影を行う東海大相模・小松主将(撮影・清水貴仁)

  ◆東海大相模(神奈川=7年ぶり10度目)1963年(昭38)に東海大の付属校として創立。野球部は原貢監督(故人)の指導で力をつけ、70年夏に初の全国制覇を達成。その後00年春、11年春、15年夏も優勝。主なOBは元巨人監督の原辰徳、巨人菅野智之、広島田中広輔、日本ハム大田泰示、中日小笠原慎之介ら。所在地は神奈川県相模原市南区相南3の33の1。

 

◆第2試合 英明と国学院栃木の勝者-延岡学園

センバツ抽選会で対戦が決まり記念撮影を行う延岡学園・椿原主将(撮影・清水貴仁)
センバツ抽選会で対戦が決まり記念撮影を行う延岡学園・椿原主将(撮影・清水貴仁)

  ◆延岡学園(宮崎=12年ぶり3度目)1951年(昭26)延岡高等計理学校として創立された私立校。66年から現校名。普通科と調理科がある。野球部は65年に創部。甲子園は春が3度目、夏は7度出場し13年に準優勝。主なOBに元ロッテ黒木知宏、北京五輪バタフライ銅メダリストの松田丈志ら。所在地は宮崎県延岡市大峡町7820。

 

◆第3試合 明秀学園日立と瀬戸内の勝者-高知

センバツ抽選会で対戦が決まり記念撮影を行う高知・中屋副主将(撮影・清水貴仁)
センバツ抽選会で対戦が決まり記念撮影を行う高知・中屋副主将(撮影・清水貴仁)

  ◆高知(高知=5年ぶり18度目)1899年(明32)に江陽学舎として創立の私立校。1956年(昭31)に現校名に。野球部は16年(大5)創部。春は18度目、夏は13度の出場。春夏ともに1度ずつ優勝。OBに元ロッテ監督の有藤通世、巨人和田恋、中日木下拓哉、日本ハム公文克彦ら。所在地は高知市北端町100。

 

第6日 3月28日

◆第1試合 彦根東-慶応

彦根東、初戦は慶応 第6日第1試合で対戦

慶応「頭を使いながら」彦根東と進学校対決

ガッツポーズをして健闘を誓う彦根東・高内希主将(左)と慶応義塾・下山悠介主将(撮影・上田博志)
ガッツポーズをして健闘を誓う彦根東・高内希主将(左)と慶応義塾・下山悠介主将(撮影・上田博志)

  ◆彦根東(滋賀=9年ぶり4度目)1876年(明9)創立の県立進学校。野球部は1894年創部。甲子園出場は春が4度目、夏は2度出場し昨夏初勝利。主なOBは評論家の田原総一朗、元毎日(現ロッテ)中川隆ら。所在地は彦根市金亀町4の7。

 ◆慶応(神奈川=9年ぶり9度目)1858年(安政5)創立の私立男子校。1949年から現校名。野球部は1892年(明25)に創部。甲子園は春が9度目、夏は17度出場。1916年夏の第2回大会で優勝。主なOBは元西武佐藤友亮、日本ハム白村明弘、嵐の櫻井翔ら。所在地は横浜市港北区日吉4の1の2。

 

◆第2試合 乙訓-おかやま山陽

ガッツポーズをして健闘を誓う乙訓・中川健太郎主将(左)とおかやま山陽・禰元太陽主将(撮影・上田博志)
ガッツポーズをして健闘を誓う乙訓・中川健太郎主将(左)とおかやま山陽・禰元太陽主将(撮影・上田博志)

 ◆乙訓(京都=初出場)64年創設。野球部も同じく64年に創部。春夏通じて甲子園初出場。長岡京市からも初めての甲子園。府立校ながら専用グラウンドの外野部分は天然芝で、大きな室内練習場も完備。元DeNA投手の染田賢作氏(35)が顧問を務める。主な卒業生にサッカー元日本代表GK海堀あゆみら。所在地は京都府長岡京市友岡1の1の1。

 ◆おかやま山陽(岡山=初出場)1924年(大13)岡山県生石高等女学校として設立の私立校。02年から現校名。野球部は49年創部で昨年夏に甲子園初出場(初戦敗退)。昨秋中国大会優勝。主なOBは広島藤井皓哉。所在地は岡山県浅口市鴨方町六条院中2069。

 

◆第3試合 松山聖陵-近江

ガッツポーズをして健闘を誓う松山聖陵・真栄城隆広主将(左)と近江・中尾雄斗主将(撮影・上田博志)
ガッツポーズをして健闘を誓う松山聖陵・真栄城隆広主将(左)と近江・中尾雄斗主将(撮影・上田博志)

  ◆松山聖陵(愛媛=初出場)1961年(昭36)に男子校として創立した私立校。08年から共学。野球部は70年創部。甲子園は16年夏に初出場(初戦敗退)。主なOBに広島アドゥワ誠、俳優藤岡弘、お笑いコンビのデンジャラスのノッチら。所在地は愛媛県松山市久万ノ台1112。

 ◆ 近江(滋賀=3年ぶり5度目)1938年(昭13)近江実修工業学校として創立の私立校。48年から現校名。野球部は57年創部。甲子園出場は春が5度目、夏は12度出場。01年夏に準優勝。主なOBは中日小熊凌祐、阪神植田海。所在地は滋賀県彦根市松原町大黒前3511の1。

 

第7日 3月29日

◆第1試合 星稜-富島

星稜は第7日「時間があるのでベストの状態に」

センバツ抽選会で対戦が決まり記念撮影を行う星稜・竹谷主将(左)と富島・中川主将(撮影・清水貴仁)
センバツ抽選会で対戦が決まり記念撮影を行う星稜・竹谷主将(左)と富島・中川主将(撮影・清水貴仁)

  ◆星稜(石川=13年ぶり12度目)1962年(昭37)「実践第二高等学校」として創立された私立校。63年から現校名。甲子園は春が12度目、夏は18度出場。79年夏の3回戦で箕島と延長18回の死闘を演じた。95年夏に準優勝。主なOBは元ヤンキースで野球殿堂入りを果たした松井秀喜、サッカー本田圭佑ら。所在地は石川県金沢市小坂町南206。

  ◆富島(宮崎=初出場)1916年(大5)創立の東臼杵群立農業学校が前身の県立校。48年に現校名に。商業科、会計科、経営情報科、国際経済科、生活情報科がある。春夏通じて甲子園初出場。08年夏に宮崎商を率いて甲子園出場の浜田登監督(49)が13年春に就任してチームを強化。15年秋に4強、16年春優勝、夏8強と実力を付け昨秋県大会準優勝、九州大会でも準優勝し初の甲子園切符をつかんだ。所在地は宮崎県日向市鶴町3の1の43。

 

◆第2試合 由利工と日大三の勝者-三重

センバツ抽選会を終え記念撮影を行う三重・定本主将(撮影・清水貴仁)
センバツ抽選会を終え記念撮影を行う三重・定本主将(撮影・清水貴仁)

  ◆三重(三重=4年ぶり13度目)1961年(昭36)創立の私立校。野球部は61年創部。甲子園は春が13度目、夏は12度出場。69年春全国制覇。主なOBに中日加藤匠馬、歌手西野カナ。所在地は三重県松阪市久保町1232。