ソフトバンク李大浩内野手(33)が1回に先制打を放った。1死一、二塁で左前適時打。痛烈なゴロがヤクルト三塁手川端のグラブをはじき、左前に転がった。

 「打ったのは真っすぐ系の球。昨日負けているので、最初のチャンスで打てて、ほっとしています」。

 勢いは止まらない。1点リードで迎えた3回無死満塁。先発館山から左中間を破る3点適時二塁打を放ち、貴重な追加点をたたき出した。

 「打ったのは前の打席と同じような球。満塁という最高の場面で、ああいうタイムリーが出て本当に良かった」。今季レギュラーシーズンは満塁で打率4割。勝負強さは日本シリーズでも健在だ。

 前日27日は、首の痛みがあり第3戦は途中交代。この日はスタメン出場し、不安をバットで封じた。