すでに決勝トーナメント1位進出を決めている侍ジャパンが、中村晃のサヨナラ打でベネズエラを下し1次ラウンド5戦全勝。16日から始まる準々決勝に弾みをつけた。

 日本は、準々決勝でプエルトリコと対戦する。

 先手を奪われる苦しい展開だった。先発西が1回オルメドにいきなり先頭打者本塁打を浴び先制点を献上。2回に平田のレフト前タイムリーで同点としたものの、4回に西が6番アポダカに左越え2ランを浴び、4回3失点で降板となった。

 2点を追う日本は勝ち越された直後の4回、秋山が2死三塁からレフト前にタイムリーを放ち1点差に詰め寄った。

 日本は8回、山田、途中出場川端の連続安打などで1死満塁。ここで6番中田が左越えに2点適時二塁打を放ち逆転に成功した。

 9回4番手松井裕が1死満塁から代打イエペスに左翼線に逆転の2点タイムリーを浴びたが、その裏、日本は1死満塁から暴投で同点。最後は途中出場・中村晃の左前サヨナラ打で勝利を収めた。