DeNAは21日、本拠地球場・横浜スタジアムの運営会社を買収する株式公開買い付け(TOB)が20日に締め切られ、過半数の取得に成功したと発表した。

 28日に名義変更し、一体経営がスタートする。今後クリアすべき条件は多いが、理想の球場を作ることも夢ではない。

 その9つのキーワードが<1>COLOR(色)<2>ENTERTAINMENT(イベント・演出)<3>SEAT(シート)<4>HISTORY(歴史)<5>BALL“PARK”(野球の公園)<6>FOOD(食)<7>GREEN(芝)<8>BEYOND(超える)<9>LANDSCAPE(景観)。DeNA池田純社長は「あくまで夢ですが」と断りを入れながらも、横浜市民に愛される球場プランを明かした。

 昨年11月24日から普通株式の公開買い付けを実施し、1月20日に完了した。異動前の所有株式40万株に加え、新たに議決権所有割合の71・12%にあたる495万株を74億2500万円を投じて取得。併せて76・87%にあたる535万株を所有することになった。これにより株式会社横浜スタジアムは、株式会社DeNAベイスターズの子会社となり、株式会社ディー・エヌ・エーの連結子会社(孫会社)となる。