ノーモア・スシ! ソフトバンクが大砲封じの緊急対策を練った。前日19日の日本ハム戦でレアードに2打席連発を許すなど3被弾。チーム合計の45本はリーグで断然、ワーストだ。試合後には選手、コーチによるバッテリー会議が開かれ、工藤監督も参加。ミーティングは深夜に及び、鶴岡や高谷が帰路についたのは0時半前後。指揮官はスコアラーとも話し、午前2時前に球場を後にした。

 「同じことを繰り返しているので、こういう時に言っておかないとね。ヒット1本打たれたぐらいでは、耳に入らないし」。配球面では勝負する際に、内角をきっちり攻め、慎重にいく場面では四球も選択肢に入れた駆け引きも頭に入れるように再確認した。捕手の構え方にもアドバイスを送ったという。「ここに投げろ」という明確な意思表示がない構えが目についたからだ。高谷は「打者にとっておいしいところをいかにズラせるか。厳しいとろこにいけるか」と話した。

 12カードぶりに負け越したチームは、20日に空路で移動。敵地の西武ドームで一部の主力選手をのぞき、練習を行った。西武には中村やメヒアら大砲選手が並び、40本塁打はリーグトップ。今日21日の初戦に先発予定の千賀は「僕もホームランを打たれているので、甘いところにいかないように意識したい」と肝に銘じた。貯金12で首位は安泰だが、「1発病」がチームの勢いに水を差しかねない。指揮官は「失敗しないと人は成長しない。打たれることはある。決定的な場面で起こらないようにね」と言う。「スシ・ショック」を今後の糧にする。【田口真一郎】