この夜も甲子園に登場曲のリンドバーグが流れた。阪神藤川球児投手(35)が3連投のマウンドに上がった。延長10回から登板し、先頭小窪をフォークで、続く天谷は直球で2者連続の空振り三振に仕留めた。2死から磯村には中前打を許したが、最後は田中をカーブで遊ゴロ。最速は146キロを計測するなど、連投の疲れを感じさせない投げっぷりだった。

 「全然問題ない。大丈夫です。まだまだこれからです」

 試合前にはグラウンドで調整する投手陣を背に、一塁側アルプスの階段を使ってストレッチする姿があった。歩み寄ってきた香田投手コーチとスタンドに座り話し合う場面も見られた。金本監督はこの日の投入について「3連投まではいけるということだったんでね。自分自身でね。今日は一番良かったんじゃないかな」と、想定内だったことを明かした。

 気になるのは今後のポジションだ。勝ちパターンに組み込まれるのか。そうなればセットアッパーを務めるのか、それとも抑えか。指揮官は慎重な口ぶりでマテオ復調を待つ姿勢。この日、4試合ぶりに復帰した守護神マテオが不安定さを露呈。それだけに、背番号18の起用法に注目が集まる。【桝井聡】

 ▼阪神藤川の3連投は、12年5月30、31日ロッテ戦(甲子園)と6月2日日本ハム戦(札幌ドーム)の3試合連続以来4年ぶり。3日連続登板は同年4月11、12日広島戦(マツダスタジアム)、13日中日戦(甲子園)以来となった。