悩み深き阪神藤浪に首脳陣のメスが入った。23日、広島17回戦の試合前練習。マツダスタジアムのセンター付近に金本監督をはじめ香田、金村両投手コーチ、山脇スコアラーが集合した。22歳右腕を取り囲み、約15分間の意見交換。セットポジションの際のクセについても話題が及んだとみられる。その後も藤浪は香田投手コーチとマンツーマンで投球フォームを確認した。

 バランスを重視した新フォームで臨んだ前日22日広島戦では4盗塁を許すなど6回9安打4失点。今季6敗目を喫した。試合後には金本監督が「それ(クセ)もあるかもね。気持ちよく打たれすぎ」とコメントしていた。練習を終えた藤浪は意見交換の内容を「タイミング、間合いとか配球ですね」と説明。新フォームについては「いろいろ変えながら試しながら。1回でうまくいくとは思っていません」と冷静に話した。