優勝へのマジックは、またも点灯しなかった。ソフトバンクが日本ハムに敗れ、シーズン負け越しが決定した。初回に重盗に失敗。守備のミスで失点するなど、攻守で精彩を欠いた。マジック点灯のかかった試合は、これで5連敗。あす23日からは本拠地で楽天、ロッテと6連戦。地元でリーグ制覇のカウントダウンを開始する。

 またも足踏みになった。優勝へのマジック点灯がかかった試合で5連敗。同一カード3連勝ならず、日本ハム戦のシーズン負け越しが決定した。それでも工藤監督はサバサバと敗戦を受け止めた。「全部勝ち越さないと優勝できない訳じゃない。そういうルールはない。(カードを)勝ち越すことが大事だ。バッティングの状態も良くなっている」。チーム状態は底を打ったことを感じ取った。

 5回の2失点は今宮のエラーと押し出し四球によるもの。苦手の日本ハム大谷には3安打を許した。初回の先制機には重盗に失敗。今回も左腕の加藤を攻略できなかった。敗因は並ぶが、指揮官は前向きだ。「(重盗は)仕掛けることもやっていかないと。点を先に取るだけで違ってくる。相手にも焦りが出る」。2回以降、淡泊に見えた攻撃も「結果はそうだが、積極的なバッティングで勝っているところもある」と攻めの姿勢を強調した。

 日本ハムに2連勝したことがやはり大きい。この日は長谷川をスタメンから外した。前日20日に殊勲の逆転打を放つなど、上り調子だが、右足首の状態を考えての判断だった。人工芝の守備は負担がかかる。「無理をすれば、出られるが、ケガをすれば、シーズンが終わる。貴重な戦力だから」と工藤監督は説明した。目先にとらわれず、コンディション重視を貫く。あす23日から楽天、ロッテを迎え、本拠地で6連戦。首位攻防戦で勢いを得た。地元で優勝へのカウントダウンを始める。【田口真一郎】

 ▼ソフトバンクはM点灯へ5度目の挑戦も失敗。最短M点灯は23日に持ち越しとなった。M点灯の条件は23日にソフトバンクが楽天戦に○の場合は日本ハムがロッテ戦に△か●、ソフトバンクが△の場合でも日本ハムが●でM29が出る。