25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島緒方孝市監督(47)、黒田博樹投手(41)、新井貴浩内野手(39)、丸佳浩外野手(27)、菊池涼介内野手(26)が10日夜、都内のホテルで優勝会見に出席した。

 冒頭、緒方監督は「うれしいという気持ちより、感謝の気持ちでいっぱいになりましたね。選手の頑張り、選手を支えるコーチ、裏方さんの頑張り、そしてファンの声援ですよね。本当に1年間頑張ってくれました」と感慨深げに話した。

 この日の巨人戦で先発して勝利投手となった黒田は、「普段は運がないほうだと思ってたんですけど、今日に限っては運があった。いろいろこみ上げてくるものがありました」。ともに広島に復帰して2年目で念願をかなえた新井も「夢みたい。黒田さんが号泣する姿を見てぼくも号泣してしまいました」と笑った。

 今後はCS、勝ち進めば日本シリーズと続いていく。緒方監督は「ここが最終目標じゃない。やはり日本一が目標」と話し、丸は「これまで以上に負けられない戦い」、菊池も「今と変わらず、チームのために自分の仕事をこれから先もやっていきたい」と引き締めた。