阪神高山俊外野手(23)が15日、安芸キャンプで走塁の指導を行っていた男子200メートルハードルのアジア最高記録保持者、秋本真吾氏(34)から走りの「極意」を授かった。坂路ダッシュを行った後、サブグラウンドで加速しながら疾走。「ベルトをつけて(後方から)引っ張ってもらった後に1人で走ったら、スピード感がかなり違う。ビックリしました。分かりやすかったですし、これからも続けていきたい」と手応えをつかんだ様子だ。

 今季、球団新人最多の136安打をマークし、打撃では非凡な面を見せた。その一方で5盗塁に終わったが、機動力にも定評がある。この日は北條、板山らも一緒にランニング指導を受けた。秋本氏は「これだけ疲れた最終日の前日で、あれだけいい動きをできて成長を感じます。リフレッシュした状態なら30メートルでベスト(タイム)が出る」と太鼓判を押した。来年2月の沖縄・宜野座春季キャンプ以降も継続的に指導を行う方向になった。