憧れの先輩との共闘宣言だ。ヤクルト山田が18日、来年3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での、アストロズ青木との代表入りを熱望した。埼玉・戸田球場で練習後「一緒にできたらうれしいですね」と意気込んだ。

 今季から背負う「背番号1」は、11年まで付けた青木から昨オフの契約更改で直接“継承”したもの。球団の顔である「ミスタースワローズ」の先輩は、今月5日に行われた神宮創建90周年記念奉納試合(対東京6大学選抜戦)の始球式にも駆けつけてくれた。ア軍は青木のWBC出場を容認する方針。実現すれば「CSファイナル以来かな?」と、山田が新人だった11年シーズンぶりにチームメートとなる。

 山田は13日までの侍ジャパン強化試合で三塁守備にも就いたが、本職の二塁で勝負したい思いが強い。「中堅・青木」とセンターラインを守る可能性もあり「1アウトって(アウトカウントのサインを)出すくらいですかね」と共演を思い描く。2年連続トリプルスリー男と経験豊富なメジャーリーガー。頼もしいコンビに違いないが「その前に僕、メンバー選ばれますかね?」。自身の精進も忘れず、ウエートトレーニングへ向かった。【鎌田良美】