超変革2年目へ、チャレンジあるのみ! 阪神が19日、甲子園で行われたファン感謝デーで新スローガン「挑む Tigers Change」を発表した。金本監督がオーダーした「向かっていく」というイメージを軸に作成。イベントの冒頭、指揮官は超満員の観客に向けて「挑む」の意図を説明した。

 金本監督 強い相手に立ち向かっていこう、怖がらずにチャレンジしていこう、トライしていこうという意味があります。来年、このスローガンを胸に優勝を目指して頑張っていきたいと思います。

 11年間、セ界制覇から遠ざかる。4年ぶりのBクラスとなる4位。挑む相手は、今季圧倒的な強さを誇ったカープだけではない。「どこのチームに対しても、いい打者、いい投手に対してね」。広島ジョンソン、巨人菅野ら天敵と化した超一流どころ相手にも萎縮しない、強いハートの集団を作り上げる覚悟だ。

 金本監督 Bクラスなんだから、自分たちは弱いんだという自覚を持ってね。別に怖がるものはないし、守るものはないんだから。

 就任1年目のスローガン「超変革」に込めた思いは、サブタイトルの「Tigers Change」で表現した。「もちろん継続するという意味でね。いいふうに変わっていこうというのは英語で残しているわけだから。それは基本にある」。厳しく明るく、たとえ実績がない選手でも激しい競争を勝ち抜けば使い続ける。超変革をベースに12年ぶりV奪回への挑戦を加速させる。

 金本監督 補強にこだわりすぎないとか、しっかり練習する、鍛えるとか。変えていかないと勝てないし、良くはならない。

 金本阪神2年目。土台固めを進め、頂点へ、変革と結果の両立に挑む。【佐井陽介】