糸井よ、張り切り過ぎは禁物だ! 阪神で一時代を築いた桧山進次郎氏(47=日刊スポーツ評論家)が23日、京都市内でトークショー「桧山進次郎のヒノキガタリ3」を開催。入団が決まった糸井に対して「張り切りすぎないように!」と、アドバイスを送った。

 「新天地ということで、絶対に張り切ると思う。ファンの応援も(メディアの)取り上げ方も半端じゃないから。でも一番怖いのはケガ。張り切りすぎないようにうまくコントロールしないといけない」

 タテジマ一筋22年。球界一といわれる猛虎のプレッシャーをはねのけてきた桧山氏ならではの助言だ。「ケガのないようやれば、結果がついてくるだろうからね」。糸井の能力をもってすれば、平常心でやれば自然と結果はついてくるということだ。

 試合中には熱烈な虎党から容赦ないヤジが飛んでくることもある。桧山氏は甲子園の外野を守った先輩として、その対策法も糸井に伝授した。「(やじは)すごいけど経験しないとしょうがない。結果を出せばそんなことはない。阪神は結果を出すしかない」。結果でファンを納得させろ。桧山流の熱いゲキも飛んだ。

 猛虎の戦力アップに加え、同じ外野出身として、糸井の守備力にも太鼓判を押した。「阪神が強くなるのは間違いない。打撃だけでなく守備も。糸井は広い甲子園でも問題なく守れると思う」。来季優勝への必要戦力として、同郷京都の後輩、糸井の大活躍を心底願っている。【梶本長之】