阪神OB会総会が26日に大阪市内のホテルで開催された。約130人が出席。

 03年優勝監督の楽天星野仙一球団副会長(69)が阪神OB会に出席し、金本知憲監督の推し進める改革路線にエールを送った。

 他球団の要職にありながらも人一倍、古巣・阪神への愛情を持つ星野副会長は盟友の田淵幸一氏らとともに登場した。報道陣に囲まれると「超変革」から「挑む」にスローガンが変わった金本監督の改革路線について「オレに言わせれば、まだ道半ばという感じだな」とキッパリ。自身が02、03年のわずか2年間で大変革を遂げた時代を思い出しながら「親会社、フロント、ファンも含めて超変革してほしいな」と厳しいエールを送った。

 同時に「勝つということにチャレンジできるレベルにまで来たということだろう」と、今季の戦いぶりから来季へ向けての希望を示した。FA移籍した糸井については「金本のために死ぬ気でやれということだ」と独特の言い回しで気合を入れた。

 星野副会長は金本監督のあいさつが終わると田淵氏らとともに会場を後にした。【編集委員・高原寿夫】