ロッテ林信平球団本部長(55)は28日、今季で2年契約が切れるアルフレド・デスパイネ外野手(30)に対し、大型契約を提示していることを明かした。球団事務所で「最大級の条件を提示している。長い期間です。これまでの外国人選手と比べても、金額は高い」と話した。今季推定年俸2億5000万円からのアップは確実。3年総額で最大12億円以上とみられる。

 キューバ出身のデスパイネは、同国政府が交渉相手。ソフトバンクも獲得に動く中、林本部長は21日に日本を出発し、キューバで政府担当者と直接交渉に乗り出していた。デスパイネも同席し、条件を提示。本人からは残留希望を伝えられたそうだが、決定権は政府にある。「もう少し検討したいということだった。(回答は)だいたい2週間だと思う」と説明。今月末が提出締め切りの保留者名簿には、スタンリッジ、チェンとともに、デスパイネも載せる。