大谷目当てのメジャー関係者たちが肩透かしを食うかも? 17日、日本ハムの春季キャンプ1、2軍メンバーが発表され、大谷は2年連続で米アリゾナキャンプ参加が決定した。ただし栗山監督は、疲労や調整ペースとの兼ね合いで現地での2試合の実戦には出場させない可能性を示唆した。

 栗山監督は大谷について「アメリカで無理することはない。予定で(試合に)いくってことはしない。体の状態を見て」と説明した。主な理由は2点。昨季は日本シリーズ、侍ジャパン強化試合にも出場。同監督は「疲れは残っているはず。そういうときにケガが怖い。ちゃんと、丁寧にいかないと」と蓄積疲労を心配する。

 もう1つは選手としての熟成度。「去年までとは違う。翔平の中にあるプランを信じている」と自主性を尊重する。「打者と投手は進み具合も違う」(同監督)とし、どちらかで限定出場させる可能性もゼロではない。だが、米国で大暴れするのは、WBCの決勝ラウンドまで取っておく。