楽天則本昂大投手(26)が28日、コボスタ宮城での投手練習に参加し、球場のマウンドで“ブルペン投球”を行った。WBC帰りとあって、NPB球やマウンドの感触を確かめながら、約100球を投げた。

 室内のブルペンではなく、球場で投げたのは、本拠地開幕4月4日ソフトバンク戦の予行演習のため。「気分的にも開放感があっていい。寒いのでケガだけしないように気を付けました」と、本番のマウンドで投げられたことを歓迎した。

 岸孝之投手(32)のインフルエンザ離脱のため、則本の5年連続開幕投手の可能性も浮上していたが、2カード目に落ち着いた。「(梨田監督から)『4日任せたぞ』と言われ、それに合わせようと。143試合で考えれば、開幕で投げようと、最終戦で投げようと変わりはない。どこで投げるかよりも、1試合1試合を大切にしたい」。エースらしく、チーム事情を最優先する姿勢を、さりげなくのぞかせた。