ソフトバンク五十嵐亮太投手(37)が、和田、千賀と並びチームトップタイとなる2勝目をマークした。

 同点で迎えた延長12回。6番手でマウンドに上がり先頭聖沢、茂木を抑えて2アウト。足立に四球を与えたものの、最後はウィーラーを遊撃ゴロに仕留めてスコアボードに「0」を刻んだ。その裏、デスパイネのサヨナラ中堅犠飛で白星が転がり込んだ。

 お立ち台に上がった五十嵐は「今日はどっちが勝ってもおかしくない試合だった。途中から流れが良くなってきた。中継ぎでつないで勝つことができて良かった。抑えれば負けないという気持ちだった。最後に四球を出したけどファンの声援で乗り切ることができた」。

 先発中田を6回途中から引き継いだリリーフ5投手が「0」でつないで首位楽天から見事に勝利をもぎ取り4連勝。「中継ぎにとっても自信になるし、流れに乗っていける。しぶとく、粘り強くやっていきたい」。プロ17年目の中継ぎリーダーが笑顔をみせた。