西武が3連敗で、交流戦黒星スタートとなった。

 先発野上が7回まで3安打1失点の77球の好投も、8回に2点目を許し降板。9回に2番手武隈が失策も絡んで3点を奪われた。

 打線も広島先発の薮田を崩せず、今季4度目の0封負け。辻発彦監督(58)は無念の表情で、「野上は頑張っていたけど、1球の怖さ。競っていただけにね…」。

 無得点に封じられた打線については「(薮田は)的が絞れなかった。1、2、3回に1本出て、先制点を取れていたら、展開は違っていたかもしれない」と指摘。序盤の好機に決定打を欠き、先手を取れなかった攻撃に悔しさをにじませた。