<日本ハム1-0広島>◇28日◇札幌ドーム

 3年ぶりの勝利を狙った日本ハムの吉川光夫投手(23)だったが、打線の援護に恵まれず勝利投手の権利を得られないまま、0-0の7回2死二塁となったところでマウンドを降りた。

 四球から崩れる悪癖が影を潜め、走者を背負っても粘り強く低めを突いた。毎年のように先発ローテ候補として名前の挙がる5年目左腕は「力まずに前でボールを放すということをテーマにファームではやってきたし、その通り投げられた」と手応えを口にした。